早稲田大学日本史過去問(一文04)・後期旧石器時代の文化〜弥生時代


〔T〕 次の文を読んで、問に答えなさい。
 
 2000(平成12)年11月に発覚した、いわゆる「前期旧石器遺跡捏造事件」は、マスコミにも大きく取り上げられて社会問題となった。学界あげての検証調査の結果、日本の前期旧石器文化の追究は再出発を迫られることとなり、教科書の書き換えさえ余儀なくさせられている。
 しかし、少なくともa後期旧石器時代の遺跡は全国で数多く発見されており、すでに A の段階から日本列島各地に、狩猟・漁労・採集で生活する人々の暮らしがあったことは疑いがない。
 やがて、弓矢・磨製石斧および土器が盛んに使われるようになり、以後、一万年以上にわたって縄文時代が続いた。この時代は、b草創期から晩期まで6つの時期に分けられる。縄文人たちは竪穴住居やc貝塚などからなる集落で定住的な生活を営み、狩猟・漁労などの生活技術を高度に発達させた。さらに植物栽培や、原始的な農耕さえ行っていたという説もある。いずれにせよ、この時代の後半、中国大陸方面からの影響が次第に強まり、やがて九州北部を中心に本格的な水田による水稲耕作のシステムが成立してd弥生時代となる。
 
〔問〕
1 下線aに関して、この時代に関係のないものは次のうちどれか。
 ア ナイフ形石器   イ 石棒   ウ 細石刃   エ 石斧   オ 尖頭器
 
2 空欄Aに当てはまる最も適切な語句は次のうちどれか。
 ア 第三紀   イ 後氷期   ウ 更新世   エ 完新世   オ 沖積世
 
3 下線bに関して、こうした時代区分は、主にどのような遺物の編年によってなされているか。記述解答用紙の解答欄に漢字2字で記入しなさい。
 
4 下線cに関して、貝塚を日本で初めて学術的に発掘したアメリカの動物学者が、日本に紹介し普及させた学説(科学思想)を何というか。記述解答用紙の解答欄に記入しなさい。
 
5 下線dに関して、この時代に特徴的なもので、加茂岩倉遺跡で39まとまって出土し、また荒神谷遺跡では多数の武器形青銅製品と一緒に発見された日本独特の祭器とは何か。記述解答用紙の解答欄に記入しなさい。
 
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