早稲田大学過去問・日本史解答(商学96)・日明国交の樹立と貿易の開始

 
解答
A 2    B (イ) 7  (ハ) 4    C 5    D 5    E 5
F 2    G 3    H 1    I 4    J 5
 
解説
A 下線aの「文書」とは、1401年に足利義満が明の建文帝(恵帝)に宛てて送った書状のことであり、これが収められた瑞渓周鳳の『善隣国宝記』の書名も頻出事項。
C 肥富は「博多」の商人なので、正解は5の筑紫以外には考えられない。
D 勘合貿易の輸出品には銅・金・硫黄などの鉱山物や刀剣をはじめとする武具類、屏風・扇・漆器などの工芸品があった。また、明からは銅銭・生糸・絹織物・書籍・書画・陶磁器などが輸入され、これらは「唐物(からもの)」とよばれて珍重された。
H 上記史料中の「大統暦を班示し、正朔を奉ぜしめ、錦綺二十匹を賜ふ。」という、マイナーな一節を知らないと解答するのは難しく、難問。ただ、問G「大統暦」の方は基本事項なので、こちらは確実に正解しておきたい。
 
ワンポイント
 早稲田大学の日本史における頻出テーマのひとつ「日明関係」からの出題であった。問題のレベルとしては、基本的な政治史および史料学習が出来ていれば解答可能な設問がほとんどだが、問D・Hは難問といえる。なお、商学部では中世に限らず史料問題は頻出となっているので、学校指定の日本史史料集および日本史講座のページを併用して、万全な史料対策を講じておきたい。


 
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